Amazon Web Services が攻勢にでています。

Amazonクラウドから、1時間あたり約1.8円(Linux/Unixの場合$0.02、Windowsで$0.03、1ドル90円で計算)、24時間で約43円、1カ月で約1300円という低価格のインスタンス「Micro Instance」(マイクロインスタンス)が発表されました。

マイクロインスタンスで提供される仮想マシンの性能は、613MBメモリ、一時的に最大2EC2 Compute Unitsとなっており、通常の性能としては「少しのCPUリソースが提供される」という表現にとどまっています(英語版のMicro Instancesの解説より)。

つまり、ふだんは大した性能を提供しないけど、負荷が高まったら少しの間だけ大目に見ましょう。という感じのインスタンスのようです。

Amazonクラウドから「1円クラウド」(自称)登場。Amazonクラウドの値下げが続く - Publickey

格安ホスティング業界にはなかなかのインパクトがある話だと思いますが、それを利用したり代理店をしたりする事が多いWEB製作業にとっては良い話じゃないですかね。

ミドルウェアを構築しなければいけないとか、何も考えずインスタンスを落としちゃうとデータが消えるとか、非技術系のWEB製作会社とかにはまだまだ敷居が高いですが、構築された仮想サーバを流用するなり、一度作ってしまうなりすればWEBサーバ環境が量産できるわけだし、静的なHTMLだけならデータが消えてもデプロイしなおせばよいだけだし。

セキュアに運用するコツさえつかめれば、小規模なWEBサーバのホスティングでもAmazon EC2が有力な選択肢になるんじゃないでしょうか。