一般公開するWEBサービスを作る場合、慣れてないと手がかかるのがセキュリティへの配慮です。
Google App Engineとか使っている時点でSQLインジェクションとかディレクトリ・トラバーサルとかOSコマンド・インジェクションとか関係ありませんが、セッションハイジャックとかアプリケーションの作りに依存する部分は他のフレームワークと同じです。
気をつけたいのがXSS(クロスサイト・スクリプティング)です。
HTMLタグ不許可な場合は簡単なんですが、昨今のWEBサービスではブログをはじめフォームにHTMLタグを入力できる様なサービスが増えてきたので大変です。
良い子のウェブプログラマはIPAのガイドライン、[一般公開するWEBサービスを作る場合、慣れてないと手がかかるのがセキュリティへの配慮です。
Google App Engineとか使っている時点でSQLインジェクションとかディレクトリ・トラバーサルとかOSコマンド・インジェクションとか関係ありませんが、セッションハイジャックとかアプリケーションの作りに依存する部分は他のフレームワークと同じです。
気をつけたいのがXSS(クロスサイト・スクリプティング)です。
HTMLタグ不許可な場合は簡単なんですが、昨今のWEBサービスではブログをはじめフォームにHTMLタグを入力できる様なサービスが増えてきたので大変です。
良い子のウェブプログラマはIPAのガイドライン、]1 を参考にします。
同ガイドラインでは根本解決策を「入力されたHTMLテキストから構文解析木を作成し、スクリプトを含まない必要な要素のみを抽出する」としています。
そんなもん自力で書いてられません。
そこで、OWASP(Open Web Application Security Project)謹製のAntiSamyを使いたいと思います。
ダウンロード
Google Codeから antisamy-bin.1.4.1.jar をダウンロードします。
設定はポリシーファイルで行います。テンプレが用意されていますのでダウンロードします。
ここを参考に、antisamy-ebay.xml をダウンロードしました。
インストール
基本的にjarファイルをクラスパスに置くだけ、の筈ですが、私の環境ではそれだけでは動きませんでした。(slim3 1.0.5、Eclipse 3.5、google app engine for java 1.3.6)
いろんなクラスが見つからないと怒られます。
先ほどのGoogle CodeでAll downloadsをSearch すると、antisamy-required-libs-1.2.zip が出てきます。こいつをダウンロードして解党し、依存性があるであろうjar達をクラスパスに置いたら動きました。
使い方
またもやここを参考にしてください。
一応書いときます。
import org.owasp.validator.html.AntiSamy; import org.owasp.validator.html.CleanResults; import org.owasp.validator.html.Policy; import org.owasp.validator.html.PolicyException; import org.owasp.validator.html.ScanException; ... public static final String PATH_ANTISAMY_POLICY = "WEB-INF/antisamy-ebay-1.4.1.xml"; ... public static String doSamy(String str) throws PolicyException, ScanException { Policy policy = Policy.getInstance(PATH_ANTISAMY_POLICY); AntiSamy as = new AntiSamy(); CleanResults cr = as.scan(str, policy); return cr.getCleanHTML(); } ...
Youtubeを動かしたい
Youtubeのタグが弾かれる事に気がつきました。
一番なんでもアリのポリシーファイル(antisamy-anythinggoes-1.4.1.xml)に変えてもダメです。
色々ググっているウチに、先人の知恵を発見。
AntiSamy Policy to allow YouTube Videos
無事Youtubeも動くようになりました。
FireFoxのプラグインXSS MEでテストしてみましたが、機嫌よくサニタイズしている様に見えます。
満足です。