Twitterでは大量のサーバを運用しており、それらのサーバに対してのアップデートは素早く行わなければならい。しかしGitサーバに対するアクセスによってデプロイを行うことには非常に問題があった。

そこでBitTorrentを使ってデプロイする「Murder」というツールを開発をした。Murderは、BitTorrentを包含して内部ネットワーク用にオプティマイズしたもの。これまで約900秒かかっていたデプロイの時間が約12秒になり、75倍も速くなった。

なぜBitTorrentをベースに選んだかといえば、多くのライブラリがあることが理由の1つだ。

Murderはオープンソースで作られており、基本的にはPythonのスクリプトとCapistranoスクリプトでできている。

TwitterがBitTorrentで高速にデプロイしている仕組みについて - Publickey

このLarry Gadea氏と言う人も頭が柔らかい人ですね。

優れた技術力を持ちながら、かつ既に有るものは最大限利用すると言うマインドのある開発者には、なかなかお目にかかれません。

加えて、比較的ネガティブなイメージが強いBitTorrentを利用しよう言う自由な発想と、それを許容する企業風土が無いと、こういうシステムは具現化しないんでしょうね。

請負開発がメインの日本のSIerとかでは絶対に生まれないモノだと思いました。

逆に、こういった大規模システム運用技術は、ネットワークゲームとかを手がける企業こそ得意分野なんじゃ無いでしょうかね。

うーん。ネットワークゲーム屋と大規模WEBアプリーケーション屋。なんか似ているぞ。