iPadの勢いが尋常じゃない。

販売台数が3ヶ月弱で300万台を突破したらしいですね。

iPhone 4のローンチも、初日で60万台の予約という事ですから、軽く過去を超える大成功になることは間違いないでしょう。

Android携帯はさらに凄い勢いらしく、毎日16万台販売しているとか。日本ではまだあまり実感が無いけど、iPhoneを凌ぐ勢いで増殖中らしいですね。

そんな中、非常に残念な感じなのがauです。

「国内最大手のNTTドコモや第3位のソフトバンクモバイル、そして第5位のイー・モバイルなどがこぞって第3世代携帯電話として「W-CDMA」方式を採用する中、1社だけ「CDMA2000」方式を採用していることから、話題のiPhoneをはじめとしたW-CDMA方式対応の海外製スマートフォン獲得競争の蚊帳の外となっている国内第2位のKDDI(au)。

また、KDDIのCDMA2000サービスは第2世代携帯電話サービスとの互換性を維持するために、使用している800MHz帯の上下の帯域が海外と逆転しているため、海外でリリースされているモトローラの「Droid」をはじめとしたCDMA2000対応のハイスペックなスマートフォンや、年内に登場するとウワサされているCDMA2000版のiPhone 4をauでは利用できない……という声を聞くことがあります。

~中略~

KDDI:

事実関係から申し上げますと、最新モデルではすべてが旧800MHz帯、新800MHz帯、2GHz帯のトライバンドに対応しており、800MHz帯に関しては新旧を併用する形となっています。ですので、新800MHz帯への移行を終えた後に新800MHz帯と2GHz帯のみをサポートした端末が発売される可能性はあるかもしれません。

また、旧800MHz帯のみをサポートした端末については現在、機種変更をお願いしているところです。

~中略~」

「CDMA2000 版iPhone 4」や「HTC EVO 4G」などはauで使えるようになるのか、KDDIに聞いてみた – GIGAZINE

頑張って設備の刷新をしている最中だとか。

日本国内でイマイチスマートフォンがぱっとしないのはauだけの問題では無く、移動体通信の周波数の割り当て、つまり電波行政がいいかげんだった為、キャリアは世界のデファクトスタンダードと異なる周波数を使用する事になり、優秀な海外製のスマートフォンを日本で使うことが難しくなったためです。

逆も然りで、まだまだ技術力は高いであろう日本の優秀な携帯電話も、世界では使えないとはいかないまでも、繋がりにくい携帯電話になってしまう為、ますます日本のメーカーの国際競争力が低下しています。これがいわゆるガラパゴス携帯です。

先日も書きましたが、このままでは日本で将来iPhoneやAndroidが日本で使えなくなる可能性もあります。

先日の光の道討論でもあった池田信夫さんの電波ビッグバンの提案が、日本の喫緊の課題だと言うことです。

この手の電波行政の話は、既得権を持つ側であるメディア(テレビ、新聞、ラジオ)では全く報道されませんので、インターネット上で呼びかけていくしかありません。バカと暇人ばかりのネトウヨの戯言とばかりに、無視され続けるのでしょうか。

しかし今回は違います。

孫正義さんがTwitter上で原口総務相に直接よびかけた結果、決まりかけてた周波数割り当てを大臣が「再検討」させているのです。

総務省がパブリックコメントを募集中です。

孫さん、原口総務相、GJです。

ITこそ成長戦略の要ですから、まずは電波割り当ての国際標準準拠と最適化を実現して欲しいものです。

もし電波ビッグバンが本当に実現したならば、私たちはソーシャルグラフの持つ力が日本の歴史を変えた瞬間を目撃することになるでしょう。

2010-12-01 追記

本当に700MHz帯の電波オークションが実施されそうです。

実現したらならウレシイなぁ。

池田信夫 blog : 700/900MHz帯の再編について* – ライブドアブログ

テレビ局の「ごね得」を擁護する朝日新聞 : アゴラ – ライブドアブログ