もしiTunesがクラウド化せず、MacとPCの母艦を許したままだと、そのうちAndroid移行ソフトが出て来て、iPhoneからAndroid に移行しやすくしただろう。
ところが今のまだiPhoneが優位な立場にいる間にiTunesをクラウド化して、写真、音楽、映像などあらゆるコンテンツデータをiTusesクラウドで管理するようになると、ユーザはiPhoneから離れられたとしてもiTunesからは離れられないだろう。人生の思い出をiTunesに預けてしまって、どうやってAndroidに移行できるだろうか。
~中略~
ユーザが最も忠実になるのは、端末ではない、アプリでもない、自分の預けたデータ(コンテンツ)である。
世界の通信キャリアはここでも失敗している。どうしようもない失敗だ。かれらは携帯電話からクラウドでつなぐサービスを真剣に提供しなかった。結果、 Googleがあらゆる情報をクラウド化してしまい、Androidと繋いでしまった。端末メーカーはAppleに対抗するため仕方なくAndroidを採用するが、基本設計でGoogleクラウドにつながるのでユーザメリットが大きく、端末メーカーはそれを拒否することがほとんどできない。
少し前のんですが、久々に鳥肌がたつ記事でした。
Appleは数年前から準備している。
Apple の iTunes がクラウド化するかもしれない。
多分、Facebookと連携するのではないか。
PC無しでiPhoneやiPadがアクティベート出来るようになるかもしれない(重要)。
これがすべて実現したら、本当に母艦PCはクリエイティブ以外には使わなくなりそう。
Picasa と Youtube、そしてGMailと、画像、動画、電子メールで思いっきりGoogle様にロックインされている所に、音楽をApple様に預ける事になる。
今回のWWDCではAppleからこれらの発表はありませんでしたが、Appleがその方向で色々動いている事はどうやらその通り(関連記事参照)な様ですから、タイミングの問題なのかもしれません。
個人的にはそう悪くない未来です。
が、果たして日本でうまくいくでしょうか。
iBooksみたいにならないと良いですが・・・
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