最近Androidをお使いの方増えてきましたね。

操作の事とか良く聞かれる様になりました。

ただiOSに比べてAndroidってUIが直感的じゃ無いしハードウェアベンダーやキャリア毎にバラバラなんで、教えるのも難儀します。特にガラスマはややこしいですね。

iOSが素晴らしいなと思うのは、はじめはボタン(見えている機能)が少ない(それでもシニアとかには多すぎる位)し、全部ホーム見えているんで全体が俯瞰できますね。

Androidはホームとは別にアプリケーションがウジャウジャいて、その階層的な構造がわかりにくいと思います。ショートカットとウィジェットの違いとか判らないですよね。普通の人には。

製品やサービスを使うのは、判らない事はガンガンしらべたりやってみたりする様な肉食系な方ばかりでは無くて、結構な数のマグロなユーザが居ます。マグロなユーザは兎に角受け身です。慎重です。よく判らないけど兎に角ボタンを押してみるとか苦手です。(主観です)

そういう方にとって、Android(特にDoCoMoのガラスマ)はチュートリアルとかそういうのあった方がいいレベルです。

スマホOSに限らず、アプリやウェブサービスにも言える事なんですが、ユーザは既知でないサービスや製品を「減点法」で評価しますんで、機能を詰め込むこと以前に「イラっとさせない・気持ちいい・わかりやすい」などのユーザ体験は重要ですね。

ゴテゴテしたプロダクツはストレスフルですね。ウチのHDDレコーダーとか、テレビのリモコンとかもなんでこんな事になってるのかと小一時間程問い詰めたい。

そういう製品/サービスしか提供できない企業は長期的に見ると淘汰されるか力を失っていく事になると思うんです。iPhoneは確かにイイものですが、細かい作り込みとか元々日本が得意としてきた事だし、ガラスマとかもっとイイもの作れる筈だと思うんです。足りないのは、最初に要らないものを削りとって本質を高める設計思想ですね。less is moreっす。ゴテゴテ詰め込むだけじゃなく、もっと個性的で魅力的なモデルを出して欲しいですね。あと出荷してからの修正が少ない&遅いのもダメですね。ハードウェアは修正できないから仕方ないけど、ソフトウェアに関してはアップデートできる仕組みもありますし、幸い最近はSNSとかを初めフィードバックを得やすい環境が整っている訳ですし。今のままじゃAndroidは親世代に勧められません。

参考にさせて頂いたサイト

小野和俊のブログ:UX/UIデザインガイドライン

User Experience Design